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特設サイト「丸池」 | 丸池をもっと知る印刷用ページ

2025年11月28日 更新

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丸池の魅力に触れることができる「丸池公園」をはじめ、丸池の歴史や見どころなどについて紹介します。

富士山の湧水を水源とする「ため池」

丸池は、丸池かんがい用水土地改良区が管理する農業用水をかんがいするための「ため池」で、清水町北部の三島市との境に位置しています。
その水は、柿田川と同様に富士山からの湧き水です。富士山などに降った雨や雪が地下水となって流下し、約1万年前の富士山の噴火により流れた「三島溶岩流」の中を通り、その隙間から地表に湧き出すことで、丸池を形成しています。
 
この湧き水は、用水路を通じて、周辺地域(玉川・堂庭・久米田・戸畑・的場・湯川)に農業用水として供給されており、町の農業生産にとって必要不可欠な役割を果たしています。
 
また、丸池は、柿田川と本城山と共に地形や地質の成り立ち、文化が分かるジオサイトとして貴重な学びの場にもなっています。これらのジオサイトを含む「伊豆半島ジオパーク」は、「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されています。

丸池に触れる | 丸池公園

三島市の清住緑地に隣接する丸池公園は、豊かな水辺環境や富士山の眺望といった池周辺が持つ魅力を生かし、丸池と一体となった新たな賑わい空間、憩いの場となる都市公園として、平成31年1月13日に開園しました。
公園内には、湧き水を水源とする親水池やあずまや、芝生広場などがあります。
また、池を周遊できる通路や連絡橋が整備されており、散歩を楽しみながら、四季折々の景観を見ることもできます。特に、春には、青空に映える富士山と満開の桜を一目見ようと多くの方が訪れます。

丸池の歴史

丸池の築堤については、1572年(元亀3年)にこの地を治めていた戦国大名・北条氏が発給した朱印状に記述が見られます。

江戸時代になると、池の水利を巡って、玉川村と泉郷六か村(堂庭村・湯川村・久米田村・戸田村・畑中村・的場村)で争いが起こりました。
1824年(文政7年)には、「丸池一件」と呼ばれる大きな論争が発生し、両者は評定所で対決、その後も対立は続きました。そして、争いが長期化する中、泉郷六か村の代表として江戸に出府していた戸田村の名主・安右衛門と湯川村の名主・清兵衛が、問題の解決前に客死することになりました。

この問題は、明治の初めに和解し、丸池は、玉川村と泉郷六か村の共有地になりました。その後、1923年(大正12年)には、池の大修築が行われ、安右衛門・清兵衛の両名主の名を後世に伝えるため、碑を建てて2人を祀りました。

このように、丸池は古くからの歴史を持つ「歴史的土地改良施設」でもあります。

丸池を楽しむ

3月下旬には、町と全国キッチンカー事業振興協会が主催する「桜まつり」が開催されます。

また、日頃からウォーキングやペットの散歩などで丸池を訪れる人が多くいます。

このページに関するお問い合わせ

清水町 企画課 情報戦略係 (役場3階)
〒411-8650 静岡県駿東郡清水町堂庭210番地の1
電話番号:直通電話(055-981-8234)

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