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柿田川の環境・歴史印刷用ページ

2012年3月1日 更新

自然の恵み「柿田川」

断面図

三島溶岩流断面図

今から8,500年前の富士山の爆発は、大量の溶岩を噴出しました。この溶岩は箱根山と愛鷹山にはさまれた、狭い谷間を流れ、三島市やこの柿田川上流部までやってきました。これが「三島溶岩流」と名づけられたものです。
三島溶岩流は、水を通しやすい多孔質の層で、その下古富士火山の表層は水を通さないため、富士山や御殿場地方に降った雨や雪は地下水となって流下し、三島市やこの柿田川で地表に「わき水」となって現れます。このわき水の規模の大きいものが柿田川で、その他、三島市の菰池、小浜池、水泉園や清水町の丸池などがあります。

富士山が作った湧水

麗峰と織りなす悠久の自然

水の『わき間』がたくさん見られる柿田川上流

上流部

川の上流部には、無数の水の湧き出る『わき間』があります。柿田川公園の第1展望台に立つと、透き通ったきれいな水が緑の藻を左右に揺すりながら静かに流れているのが見えます。所々に灰黒色の砂地があって、川床から湧き出す水で砂が舞い踊っています。

清流と富士山を望む中流部

中流部

川の上流から500メートルほど下った、左岸から、富士山と柿田川の清流を望むことができます。このあたりは、川幅も広く流れもゆったりと流れています。

狩野川と合流する下流部

下流部

川の下流部に架かっている柿田橋からは、水しぶきを上げて流れている柿田川が見られます。
この先で柿田川は狩野川と合流します。
合流点では、狩野川の水の色との違いがハッキリ確認できます。

柿田川の名水

柿田川

わずか1,200メートル 自然がそのまま息する 柿田川の名水

環境庁(現 環境省)では、昭和60年3月に専門家で構成された『名水100選検討会』を設けて、全国の都道府県から推薦された784件の候補の中から100件の名水を選びました。
100選の名水のなかでも、『柿田川湧水群』は、日本最後の清流といわれ豊かな自然を残している高知県の『四万十川』と並び代表的な名水と、太鼓判を押されました。
また、平成23年には『天然記念物』に指定されました。
そのほかにも、『柿田川』は、名水・自然の数多くの認定を受けています。

『21世紀に残したい日本の自然100選』
(朝日新聞社・(財)森林文化協会 昭和58年)

『名水100選』
(環境庁 昭和60年)

『静岡県の自然100選』
(朝日新聞社・静岡県・静岡けんみんテレビ・(財)森林文化協会 昭和61年)

『ふるさと生きものの里』
(環境庁 平成元年)

『静岡県のみずべ100選』
(静岡県 平成3年)
『天然記念物』
(文化庁 平成23年)

柿田川の歴史

柿田川の周辺には、縄文、弥生の時代から人々が生活してきました。このことは、川の両岸より発見されている土器片などから知ることができます。
きっと、柿田川に集まってくる魚をとって生活をしていたのでしょう。
戦国時代になると、柿田川に自然の堀を利用して、水源地(上流部東岸)に『泉頭城』が築かれました。今から400年位以前のことで、北条氏康が築いたものです。
その後、この地域は、北条・武田・今川の三氏や北条と徳川の争乱の場となりました。天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原北条征伐が始まると、北条氏はこの泉頭城を焼き払いました。
泉頭城が廃城になって25年後、徳川家康は自分の隠居所をこの城跡に建てようとしました。翌年、縄張りなどが行われましたが、まもなく家康が急病のため亡くなってしまい、この計画は取りやめとなりました。
家康の死がもう1、2年後であったとしたら、私たち郷土清水町の歴史もさぞ大きく変わっていたことでしょう。城下町として……百姓にとってそれが幸不幸かは別として。
柿田川の水が、工業用水、生活用水、農業用水として利用されるようになったのは、揚水技術の発達による明治以後のことです。

柿田川の水はいのちの水

35万人の人々の命を育む

産業を支え実りを支え幾多の歴史を超えてきた

泉水源地泉水源地(八幡地内)

私たちは、毎日水を使って生活しています。
家庭、工場、病院、学校、レストラン、ガソリンスタンドの洗車場などいろいろなところで水を使っています。
特に飲料水は、健康的な日常生活を過ごすうえできれいな空気や栄養バランスのとれた食事と同じように欠かすことができません。
柿田川の水は、優れた水質と豊かな量を誇っているので、静岡県東部地域35万人の飲料水として利用されています。
この川の水は、地域住民の命の水なのです。
そのほか、工業用水、農業用水にも使われています。
利用されている水量は、一日に約30万トンで湧水の残り約80万トン余は狩野川に注がれています。

このページに関するお問い合わせ

清水町 都市計画課 公園みどり係 (別館2階)
〒411-8650 静岡県駿東郡清水町堂庭210番地の1
電話番号:直通電話(055-981-8224)