2025年9月9日 更新
ペットの災害対策
災害が起こったときに最初に行うことは、もちろん飼い主自身や家族の安全確保ですが、ペットの安全確保についても、普段から考え備えておく必要があります。十分な水や食料の他、常備薬等も用意し、避難所や避難ルートを確認しておく等、いざというときに慌てないように、ペットに基本的なしつけをし、備えておきましょう。避難するときは、ペットと一緒に避難(同行避難)できるよう、日頃からキャリーバックやケージに入ることなどに慣れさせておくことも必要です。
そして、避難所等においては、避難所の職員や自主防災会の役員の指示に従い、ルールを遵守し、他の避難者に迷惑をかけてはなりません。特に、避難所では動物が苦手な方やアレルギーを持っている方等への特別な配慮が求められます。また、避難や避難生活はペットにとっても大きなストレスとなる可能性があるので、ペットの行動も考えた十分な準備をすることが重要です。これは決して特別なことではなく、普段からペットの基本的なしつけや健康管理をし、ペットを様々な環境に慣らしておくことが、災害時の備えの基本になります。しつけはペットの安全確保のみならず、災害時のペットのストレスも軽減させ、あなた自身や周囲の方々への安全・安心の確保にも重要です。
町内の指定避難所(6か所)は、同伴避難ができますが、ペットと同居しながら避難生活はできません。ペットは、避難所の指定された飼育場所で過ごします。
同行避難のために
【名札などの表示】
発災のパニックでペットが逃げ出してしまい、飼い主とはぐれてしまう可能性もあります。はぐれてしまったペットが飼い主の元に戻れるよう、名札などで表示をしましょう。
※マイクロチップは一般の方では確認できません。
※犬は狂犬病予防法において鑑札及び注射済票の装着が義務付けられています。
【健康管理】
避難場所では多くの動物が集まり、自分のペットが他の動物と一緒に過ごすことになります。また、慣れない環境で過ごすストレスから体調を崩すこともあります。感染症の蔓延を防ぎ、ペットの健康を守るためにも日ごろからの健康管理が重要です。体を清潔に保ち、狂犬病予防注射(犬)や混合ワクチンのほか、ノミなどの外部寄生虫の駆除を行いましょう。
【しつけ】
災害時に家庭から安全な場所まで安全に避難するため、普段からしつけを行い飼い主がコントロールできるようにしましょう。いざという時に動物のストレスを少なくすることにもつながります。また、避難所での円滑な生活にも必要です。
【防災用品の備蓄】
ペットのための備えは飼い主の責任です。最低でも5日分、できれば7日分を目安にペットの防災用品を備蓄しておきましょう。
- 環境省 ペットを飼っている皆さまへ -災害時のペットとの同行避難について-(令和2年8月版)
(別ウィンドウで開きます)
スターターキット
一方、避難所はペットの苦手な方など様々な人達が避難してきています。避難してきたペットを適切に飼育管理し、円滑な避難所運営を行っていくためには、人の生活空間とペットの生活空間(ペットスペース)を分けていく必要があります。
そこで、町では、拠点となる指定避難所に、人の生活空間と分けて、飼い主がペットを飼育管理できるスペースをつくるための「スターターキット」を配備しました。
スターターキットは、すべての指定避難所に設置しています。避難所の飼育スペースを迅速に確保するため、設置の手順書、シート、ロープなどがボックス内に入っています。ペットの飼い主の皆様で協力して設営しましょう。

ボックス内には
・ペット飼育者名簿(参考と記入例)
・参考資料1.2 ペットスペース設置のポイント(例)
・掲示物1 ペット飼育スペース
・掲示物2 犬エリア,猫エリア,小動物エリア
・油性マジック(黒・赤)
・軍手
・ビニール手袋
・エチケット袋
・指定ごみ袋(45Ⅼ)
・ブルーシート(大/中)
・トラロープ
・ビニールロープ
・ペグ
・針金
・ペンチ
・クリアファイル
・鉛筆、消しゴム

このページに関するお問い合わせ
清水町 くらし安全課 生活環境係 (役場3階)
〒411-8650 静岡県駿東郡清水町堂庭210番地の1
電話番号:直通電話(055-981-8216)